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何が嫌いかよりも何が好きかで自分を語る、そんなブログ
Posted by - 2024.05.16,Thu
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Posted by ぬれd - 2008.08.07,Thu
思えば私は本が好きでした。

どのジャンルが、ということはなく身近にある本を読みふけっていました。
椋鳩十のシリーズとかズッコケ三人組なんかは小学校の図書館に
これでもかと置いてあったので、こちらもこれでもかというくらい読んでやりました。

ホームズも図書館にあったのを読んだのが最初でした。
子供用に翻訳された名探偵ホームズを読み
子供心に「なんでそんなん分かるねん。チート乙」などと思ったものです。

そんな私が小学校高学年のころ、世間には推理漫画のブームが到来しました。
講談社からは金田一少年、小学館からはコナン
これらはどちらもアニメ化され、月曜日の7時台を華やかに飾ったものです。

根っからのアニメっ子だった私は6時台はテレ東のアニメを観て
7時からは金田一、コナンを観る、という生活でした。(8時からは世界丸見え)
まあ、そんなもの観なくても原作はどちらも持っていましたけど。

ちなみにこの2つなら私は金田一のほうが好きでした。
理由は簡単で、推理ができるから、でした。

今ではどうかわかりませんが当時のコナンは
一話の中で犯人に結びつく重要なヒントとともに犯人の公表までしてしまうという
ちょ、ちょ待てよ的な展開が多く、
「犯人はこの中にいる」という決め台詞とともに問題編が終了し
次の話から解答編が始まる金田一とは非常に対照的でした。

まあこれらはシリーズ全体を物語として面白くするか、読者に推理をさせるか
双方がこのどちらかに重点を置いた結果なのだろうと思います。

さて話はそれましたがそんな「読者に謎を解かせるための推理小説」が好きな私が
今アツい視線を送っているのがこちら安楽椅子犯人(http://hannin-a.sakura.ne.jp/)。

現在公開中のフリーゲーム「湖岸の盲点」の問題編にて
犯人の犯した4つのミスを探し出し、今月11日午前0時半までに指摘するというもの。
解答編は13日に公開だそうで今から楽しみです。

景品もついてますしね。



3つはわかるんだよ。あと1つどこ!?
安楽椅子探偵のDVDボックス欲しいんだよ!まじで。
ああもうなんなのわかんない。でもDVDは欲しい。

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Posted by ぬれd - 2008.07.27,Sun
酸素すげー。私たちは誰からともなくそう呟いていた。

たびたびこの日記に登場するドイツからの留学生Cくん。
彼は日本に来た当初からある願いを口にしていました。
日本の最高峰、フジヤマに登りたい、と。

でもあれじゃないですか。私なんてあからさまにインドア派じゃないですか。
体なんて真っ白ですよ。山なんて車でだって行きたくないですよ。
だから私はスルーを決め込んでいました。

でも研究室でのM1の権限なんて旧家の三男坊も真っ青なレベルでして
准教授が一言「行って来ればいいじゃない」と言った次の週には
すでに行くメンバーに組み込まれていました。

ということで同じメンバーのD2の先輩が音頭を取って行くことになり
そこに登山サークル出身、2人の出会いも登山サークルな研究員夫妻も加わり
総勢5名の即席登山パーティーが結成されました。

しかしなんといっても研究員夫妻以外はド素人。
ということで富士山に登る前に1200m級の山に練習で登ることになりました。
これが7月6日@武奈ヶ岳。

これがまあ大変でして朝9時から登りはじめ下山は4時。
途中で何度か舌を噛み切ろうかと思うほど辛い道のりでした。
そして2週間後に控える富士登山が思いっきり憂鬱になりました。

そうは言ってもまだ希望はありました。
富士登山はやはり危険ですのでもし雨が降ったりすれば麓で中止となります。
折しも台風が近づいているという情報もあり
これはもしかしたら中止になる、そう考えて楽観的にすごしていました。

そして迎えた7月19日。
台風は逸れるし梅雨は明けるし猛暑だし。
これ以上ないくらいテンションが下がった私たちと
まだ見ぬフジヤマに興奮しまくりのCくんを乗せ、レンタカーは一路山梨へ。

運転は私と研究員の2人。
普段バイクにしか乗らない私には車の速度がよくわかりません。
気付けばピーkmとか出てたりして「これは死ぬかもしれんな」と恐怖しました。

富士山の近くの道の駅で車中泊。翌朝7時に五合目を目指します。
ところどころ霧がでたりしてましたが空は真っ青。私の顔もとうぜん真っ青。

3連休ということで多くの人が来ていたのか駐車場はすごい渋滞。
京都から一切給油してなかったレンタカーのガソリンがえらいことになりました。
たまたま空いた場所に車を停めてついに登山が始まります。

私は全然知らなかったんですけど富士山の五合目って標高2300mなんですね。
ちょっと得した気分になりました。毛の先ほどですけど。

でまあそこからはひたすら歩く歩く歩く。
七合目をすぎるとそこは岩場。そこもひたすら登る登る登る。

なんか八合目を過ぎたころから動悸、息切れがすごい。
空気が薄いってやつでしょうか。涙が出そうになります。
そこで研究員さんが取り出したのが小型の酸素ボンベ。
マラソン後に選手が口につけてるあんなやつです。

でこのボンベがすごい。二呼吸くらいで頭の痛みが吹っ飛びます。
私と同じように今にも倒れそうな顔していたパーティーの面々も
酸素をすって生気を取り戻しています。

とまあ酸素ドーピングを繰り返して3400mのところにある山小屋に到着。
さっさとカレーを食べてさっさと就寝します。
と思ったら掛け布団は3人で1枚。なにそれって感じです。

標高が100mあがるごとに気温は0.6℃さがります。
標高3400mならば明け方には氷点下にいくでしょう。
そんなところで掛け布団が0.33枚ってどういうこと?寝れるわけないじゃん。
しかたなく私は布団を先輩とCくんに譲り、セーターとフリースを着込んで眠ります。

目が覚めたのは1時。なんだか外が騒がしいです。
ふとみると下からおびただしい数の人が列をなして登ってきています。
同じく起きてきたCくんが「まるで蛇みたいだぜ」と興奮して写真をとっていました。

私たちも2時に出発。頂上を目指します。
またしても凄い渋滞でしたがなんとか4時すぎに頂上に到着。
そこで寒さに震えながらご来光を待ちます。

雲がかかっていてどのタイミングで「日の出」とするか微妙なラインだったのですが
4時半ごろ一瞬雲の切れ間から明るい太陽がくっきり見え、これを日の出と認定。
その場にいた推定数百人の人が歓声をあげました。万歳とか言ってる人もいました。
それと同時に君が代の演奏も始まりました。もうなんでもありでした。

ある程度日の出の景色を満喫した私たちは火口をぐるりと回って真の頂上へ。
そこで写真を撮ってついでに最高峰ポイントにタッチします。
これで山ですることはすべて終わりました。

後は消化試合。
ただひたすらゆるい下り坂を下ります。下山道と登山道は別なのです。
前日、登った日は霧がでたりとあまり暑くないし太陽も出てなかったのですが
この日は凄い日射。体中から汗が噴出します。

なんとか五合目までたどり着いた私たち。
さっそく温泉に行き疲れを癒します。
と思ったら腕の日焼けが痛すぎて湯船に入れません。
腕の半分が真っ赤。火傷なんじゃねえの?って感じです。

まあそれでもなんとか風呂に入り、人心地ついたわけですが
まだまだイベントが残っています。
これまでで最高難度のイベント、帰りの高速。

昼過ぎに出て、京都に着いたのは午後10時でした。
もうくたくた。
しかも翌日は普通に研究室に行かなきゃいけない。

これで7月の休みは殆ど終わってしまいました。
PSPを買おうと思ってとっておいたお金も旅行に使っちゃいました。
得たのは体中の痛み、倦怠感、そして一欠けらの達成感。

正直PSP買いたかったです。それだけが無念でした。

まあ3日後に衝動買いしたんですけどね。



コメント返信
>缶さん
間違いなくミスチルは頂いたと思います。記憶は怪しいですが。
最近はスピッツ、ミスチルに加え
研究室の先輩が大好きなSPEEDも流れていて
20世紀丸出しの研究室ライフを送っています。

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Posted by ぬれd - 2008.07.01,Tue
7月は週1で更新するぜ、なぬれでぃんがーです。

さて先月は3週間ほど日記を書かない期間がありましたがそれもそのはず
朝の9時から夜の1時まで学校にいる生活、
土曜日はもちろん学校、日曜日も昼から夕方まで学校。
家では寝るだけの毎日でした。

さてそんな1日の7割強を研究室で過ごす私にも楽しみがあります。
スピッツという名のオアシスが。

実験室の中にパソコンがあるのでそこにスピッツのアルバムを全部入れて
毎日朝から晩までかけまくっています。
たまに以前缶さんからいただいたミスチルも聴いてます。

ちなみにスピッツのアルバムの曲を全部足すと12時間弱。
これなら1日中研究室にいても楽しめます。
まじで最高な環境です。健康面は最悪でしたが。

でまあ、なぜそんなに実験ばかりしているのかというと
私もM1ですし、授業があります。この4月に入学したばかりですし。
授業と実験の並行はとてもつらいものがありました。結果も出ないし。
しかも今日、7月1日はこの2ヶ月間の成果を発表する研究会でした。

研究会で発表する内容が全然ないことに焦っていた私は
2週間ほどまえからせっせと研究室に残り
授業をうけつつ結果の出そうな実験をこそこそとしていたわけです。

で今日、なんとか研究会も終わりました。
すると待っているのは院試激励会。
明日から4回生は来る院試に向けて自宅でラストスパートをかけるわけで
その前祝として飲み会を開くわけです。毎年。

今年の会場は焼肉小倉優子三条木屋町店。
あの小倉優子が出資者の焼肉やさんです。
メニューに「カルビンコ」とか「ハラミちゃん」とか並んでいて
あからさまにB級な感じなんですが予想とは裏腹に
お肉も普通においしいし、店員さんのテンションも高いしと
普通に良いお店でした。
メニューが出てくるのが遅いことを除けば、ですが。

ちょっとトラブルもありましたが激励会も終了。
後輩たちには是非合格するようガンバってほしいですね。

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Posted by ぬれd - 2008.06.29,Sun
学会に3日間行ってました。
去年鳥取に行ったあれです。気になる人はこちらをどうぞ。


26日
朝の7時40分に阪急のとある駅に集合。普段よりも早いです。
今回の学会は近畿大学でありました。京都から近大は近いようでむちゃむちゃ遠い。
片道1時間半ほどかけて近鉄永瀬駅にたどり着きます。

そこからまた大学が遠い。徒歩10分とかパンフレットに書いてありましたが大嘘です。
蒸し暑い中だらだら歩いてのっけからホームシックになります。

会場は真新しいビルの10階の講義室。
全ての机にマイクが置いてあってボタンを押せばスイッチが入ります。
さらに天井にカメラが仕掛けてあってボタンを押した人を
自動的にクローズアップして前のスクリーンに映し出します。

部屋の前には大きなスクリーンが2つありその前にはマイクのついた机。
なんとなく医療ミスとかしたときの記者会見場っぽい感じです。

9時50分から始まった学会。1人20分でさくさく進みます。
と思いきや5人目の発表でスクリーンにパワポが映されないハプニングが。
いろいろ先生方がやっていましたが結局なおらず早めの昼休憩に。

さすが近大。学生の数がハンパじゃありません。
ですが学食の収容人数はそんなに多くない様子。
よく見るとキャンパスを歩く学生の多くが四角い紙パックを持っています。

どうやら昼の間だけ出現する生協のお弁当屋さんで
ホッかるという容器に入った弁当を売っているようです。
キャンパスライフをエコロジーに染める「ホッかる」。そんなものがあるんですね。

学会のほうはなんとか継続可能となり予定された講演が続きます。
午後4時前からはポスター発表。ついに私の出番です。

ポスター発表とは自分の発表をA0のポスターにまとめて
自身はポスターの前で仁王立ちをする発表のことで
見に来た人に尋ねられれば答える、というものです。若干御幣があるような気もしますが。
大抵の場合はぱーっと読んだ後に
「キミキミ、これちょっとざっと説明してくれよ」
みたいなことを言われるので頭からずんずん説明していくわけです。

でまあこれがものすごい疲れる。
大して何を言うかも考えずにポスターに書いてある順番に喋っていくと
普通の口頭発表よりも長い時間喋っている自分がいたりします。
2人目の人に説明しているとちゅうで力尽きました。

ポスター発表の後は特別講演が時間無制限であり
疲れてふらふらしてたら隣の先生が質問して前の画面に
まぬけな顔がどかんと映ってしまったり、まあ紆余曲折ありました。

夜は先生方は懇親会、学生はそのへんに飲みに行く、という予定だったんですが
めでたいことに不肖わたくしポスター賞を受賞しまして懇親会に招待されました。
長い間生きてきましたがこうして表彰されたことなどありません。
しかもタダで近大名物のタイも食べれる、ビールも飲み放題。夢のようでした。

さて夢が終わると待っているのは現実なわけでしたが
京都から近大まで時間はかかるが通えないほどではありません。
まあつまり研究室から宿泊費は支給されません。
でも朝ラッシュの中、阪急、地下鉄、近鉄を乗り継いで行くのは辛い。
困った我々が見つけたのは日本橋の道頓堀沿い、1人3000円の宿でした。

21畳に9人全員が泊まったわけですが、なかなか強烈な宿でした。
風呂、トイレは当然部屋の外。エレベータは今にも止まりそう。
常備灯は常備されておらず畳の一部が不自然に柔らかい。
部屋の備え付けのコップがモロゾフのプリンの入れ物。
そんなところでした。

アメトークを観て就寝。私が眠りについたのは1時半ごろでした。



27日
ヨソに泊まったときの私のテンションは非常に高い。この日も6時半に起床。
やることがないので朝の日本橋を徘徊します。ついでにヤングジャンプもチェック。

この日は前日よりも早い9時半からの始まりだったわけですが
あからさまに参加者の人数が減っています。脱落者が多数でたようです。

この日は1日中口頭発表。途中でくじけそうになります。
というか、くじけました。仕方ないです。
仕方がないので昼食後、特別講演の間に漫画喫茶にしけこみました。

久しぶりに地獄先生ぬーべーを読んだんですが殆どの話を覚えていて
あのころは同じ漫画を繰り返し繰り返し読んでいたんだな、と
非常にノスタルジックな感じになりました。学会中に。

その後は5時半まで真面目に発表を聞き、終わったら即宿に帰ります。
それもそのはずで、この日は前から鶴橋の焼き肉屋吉田に行くことが決まってました。
同じグループだけど学会に参加していない2人も京都から参戦します。

時間より20分も早く店に着く私たち。期待はMaxです。
そして期待を裏切らない肉たち。タン塩の旨さはPricelessです。
このタン塩は全員が絶賛で、日本語が殆ど話せないドイツ人留学生の彼が
目を見開いて「ウマイ」と言っちゃうほどでした。(ほんとに言いました)
彼はユッケも気に入ったらしく、最初は「生卵を食べるなんてクレイジーだぜ」だったのが
満面の笑みで「Woooo!」とか言っちゃう始末。ゲルマンのテンションすごい。

まあ一番すごかったのが会計でして全部並の肉を食べ
酒は全員最初のビールしか飲んでないにもかかわらず7人で6万円近くしました。
でもあの満足感はすごかった。夢のようでしたね。

この日はナイトスクープを観てから就寝。



28日
学会はもう終わりましたが「若手の会」に参加するため9時に近大に行きます。
2人の先生方の講演、その後のポスター発表。懇親会。
去年よりもだいぶあっさりしていました。鳥取は温泉に1泊しましたしね。

去年知り合いになった農工大の人とも1年ぶりに再会します。
彼は今年で卒業ですので来年は会えません。少し寂しい感じでした。

懇親会が終われば後は帰るのみ、ということで近鉄に乗ります。

設備はすごいし建物はきれい。学生用の食堂も校門前にいっぱいある近代ですが
駅からの遠さはまじありえません。もう1駅くらいあってもいいくらい。
まあでも今となってはあれだけ歩いたのはいい思い出です。
この3日間、毎日この長い商店街を歩いていたんだな、とか
毎日夜は涼しかったけどここを通るときはすごい暑かったな、とか
もう2度と来ることがない東大阪の地に思いを馳せます。

阪急の駅についたころには3時を回っていました。
たった3日のことでしたがこの駅に帰ってこれてすごい懐かしさを感じます。
ああ、これでもう近大に行くことはないんだな、と感傷に浸っていると先生が
「そういえば来年度の年会は近大だから」とぼそり。

学生生活最後の学会は近大ですかそうですか。

またあの長い道を歩く日々が待ってるわけですか。

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Posted by ぬれd - 2008.06.05,Thu
「僕に何かあった場合は家のハードディスクをぶっ壊してください」

有機化学の実験室は火気厳禁です。

なにせヘキサンだのエーテルだのと引火しやすいものばかりつかっているわけで
これらが気化して実験室中に充満すれば即座にドカンです。
ですから加熱する場合はオイルバスを使って電気でやっちゃうわけです。

さてその一方で有機化学実験ではよく火が用いられます。
キャピラリーを作るには火は必須ですし
アンプル管(薬とか入ってそうなガラス容器)を閉じる際にも火を使います。

昨日の晩のことでした。
どうしても原料の合成でエチレンオキシドが必要だった私は
とあるメーカーに注文して届けてもらいました。
届いたのはアンプル管に入った冷凍保存の溶液。

それもそのはずでエチレンオキシドの沸点は11℃。常温では気体です。
ほっておいたらどんどん気化しちゃうこまったさん。
さらに三角形という無理のある構造のため反応性は高いです。

ここで重要なのはこの溶液がアンプル管に入っていたということ。
アンプル管は使い捨てなのでもしあければ新たな管に入れて火で閉じなければなりません。

そんなのイヤ過ぎます。なにが悲しくてエチレンオキシドが気化しまくる中
その入り口を火であぶらなきゃならないんでしょうか。
でもやるしかありません。最悪の場合爆発して死亡もありえます。

実験室の離れた場所にいる先輩に悲壮な表情でこう伝えます。
私に万が一のことがあった場合は、机に家の鍵が入っているので
これを使ってハードディスクをぶっ壊してくれ、と。
ついでにより危険な外付けディスクも忘れずに破壊してもらうよう伝えます。

これでいつ死んでも大丈夫。
なわけがありません。やっぱり死ぬのは怖い。手が吹っ飛ぶのだってイヤです。
最終的にエチレンオキシド溶液を全部使うことで
保存せずに済ますという荒業で事なきをえたわけですが
あの時の緊張感といったらありませんでした。実験に危険はつきものです。

我々は常に危険ととなりあわせで実験している、
そんな事実を再確認しました。

ついでに今死んだら間違いなく不名誉なものが残る
そんな事実もまざまざと思い知らされる結果となりました。特に外付け。

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Posted by ぬれd - 2008.06.01,Sun
抜けるような青空のもと私たちは白球を追いかけていた。

専攻内でのソフトボール大会が企画されたのは連休が明けてからでした。
4回生のころ野球に対してなにひとつ良い印象がなかった私は
ソフトボール大会に対して非常に消極的でした。
それもこれも延長で番組を繰り下げるテレビ局が原因なんですが。

まあそんなVHS全盛期の話題はどうでもいいことなんですが
今年もそのソフトボール大会の季節がやってきたんですよ。
研究室内ではM1がイベントの管理をすることになっていて
イベント用の資金を管理している私が参加費を納めたんですね。

5000円だったんですよ。参加費が。
そりゃね、グランド借りてやるわけですから先立つものも必要なわけですよ。
でも5000円は高い。これは優勝してビール券をゲットするしかない。

まあそんなわけで土曜とか昼休みとかにキャッチボールなど練習したわけですが
ピッチャーとショートが卒業してしまったわが研究室の人材不足は否めません。
幸い野球経験者が新しく入って来たのでショートは彼に任せます。

そしてピッチャーは野球嫌いの私。
1回戦負けも視野に入れる展開です。

さて期待の新人エースの私は2回戦からの登板。
単に1回戦のときは授業があっただけなんですが。
キャッチボールもアップもするヒマもなく早速登板します。

初回で4点とられちゃいました。ストライクが入りません。
低い軌道を描く私の球は基本ボール。
浮いた球をはじき返されます。
永遠に終わることのないかと思われた1回ウラでしたが
バックに守られてなんとか3アウト。すでにバテる私。

心身ともにバテバテなんですよ。初回から。
なんていうか研究室の交流でやってるわけですから
友好的な感じでやればいいと思うんですよ。
でも相手の研究室の助教のヤロウが汚いヤジを飛ばすわけです。

もうね、どついてやろうかと。暴投のフリして思いっきりぶつけてやろうかと。
ガラスのエース(主にメンタル面で)の私のハートはズタボロでした。

1打席だけ、うちのドイツ人留学生と相手研究室のドイツ人ポスドクとの
ガチンコゲルマン対決in京都な場面もあったりしてその時だけはほのぼのとしました。

終わってみれば13対6で惨敗。夢をありがとう。
助教のヤツには腹がたったので去年のソフトボール大会のときに
ヤツがエラーした写真(なぜか私が撮影してた)をプリントして
研究室の前に貼っておいてやりたいと思います。

月曜日は3位決定戦です。こっちは負けられません。
しかしこのときの私たちには真の敵がせまっていることなど知る由もありませんでした。

そう。翌日から押し寄せる恐怖の全身筋肉痛地獄に。

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Posted by ぬれd - 2008.05.25,Sun
いやー今年のゴールデンウィークは4連休でしたね!

なんかいまさらゴールデンウィークのことかよみたいな声が
ばんばん聞こえてきそうな気がしますが気にしません。
おそらく大学入学以来最も密度の濃いGWだったような気がします。
これはなんとしても記録に残しておかなくちゃ。


まず4月29日。
月曜に学校行ったら明日はもう休みだぜ。ウキウキな火曜日。
うわー、何して遊ぼうかな、なんて考えちゃいます。
しかしこの日は教授宅への訪問が決定していたため
昼までは河原町のジュンク堂で買い物、午後から教授宅
帰宅は10時過ぎというスケジュールができあがってしまいました。
教授のお宅に訪問するのはもう3度目。
着いた直後からワイン、ビール、日本酒を流し込みます。
1時間後にはべろんべろん。まだ外は明るいのに。

で気付いたら外に出てるわけですよ。同輩と後輩と3人で。
どうやら私は酔っ払って寝ていたらしく気分転換にと2人が連れ出してくれた様子。
ふらふらになりながらボルビックを飲みます。Wくんありがとう。
再び教授宅に帰るも即行で寝る私。寿司とか食べたかった。
帰りの阪急の中で本当に死ぬかと思ったのも今ではいい思い出です。


続いて5月2日
新人も入ったということで研究室のメンバーがどんな研究してるか
そのへんハッキリさせとこうじゃない、みたいな感じで発表会がありました。
終わったら午後7時。連休前だし夜だしで実験やる気なんて起こりません。
ということが前もってわかっていたのでその日はグループ内で飲み会を行いました。

駅前の居酒屋で8時から開催された飲み会が終わったのは0時過ぎ。
びっくりするぐらい長居してしまったわけですが
だってしかたないじゃない。酒も料理もおいしかったんだから。
これは今年の夏休みに缶さんを案内する店が決まりました。
まあ、来るとかそういう話は一切していないんですが。


5月3日
朝一番に先輩2人と留学生1人とともにレンタカーを借りに行きます。
せっかく某ヨーロッパの国から来てくれてるんだから
やっぱり観光に連れて行かなきゃね、みたいな展開です。
朝早いことを見越して前日のお酒をセーブした私に対し
何も考えず日本酒を煽っていたドクターの先輩。
いつもはヨーグルトオレンジなどのカクテルしか飲まない先輩が
なぜ昨日は日本酒を飲んでいたのかは謎です。

でまあ私の運転で比叡山に向かうわけですが
恐ろしいことに車の運転は2年ぶり。トーシロといっても過言ではない。
ひやひやしながらドライビングロードを疾走します。30km/hくらいで。
山道ですからカーブばっかりなわけですぐ左はガケなわけですよ。
ちょっとハンドル切り間違えたら死んじゃうなとか考えたら
自然と前方を見つめる目も血走ってくるってもんですが
そんな私を知ってか知らずか助手席の先輩が
「うわー凄い景色。見てみ?見てみ?」とか言ってるわけです。
私としても見るのはやぶさかではないわけですが
そうなるとある種地獄を見ちゃうよみたいなことも考えちゃうわけで
素晴らしい景色は堪能できませんでした。

初めて来た延暦寺はむちゃくちゃ広かった。
護摩業をする場所だとか修行部屋だとかいろいろ回ったんですが
それをいちいち英語で説明するのが非常にめんどくさい。
もともと私は英語が得意ではないので留学経験のある先輩が
会話を担当していたわけですが、その先輩は日本の文化に疎く
寺のことは私が拙い英語で必死に伝えたわけです。
たぶん3割程度も伝わってない。

その後滋賀県に下りて琵琶湖の周りを走ります。
県立博物館に行ったら日本の歴史を振り返ろう的なコーナーがあって
昭和30年代からの本とか家電とかが置いてあったんですよ。
そこで留学生が「シンチャン」だとか「ドラゴンボール」だとか言ってて
やっぱり漫画っていいですよね、みたいなことを言ってたわけですが
気付いたら閉館まであと30分しかない、けどまだ見てないところが
みたいなことになっちゃったんですよ。時間配分のミスです。
そこで他はさっと流すだけにして博物館の内部にある水族館に向かいました。
淡水魚ばかりで面白くないと聞いていたんですがそんなことはなく
ガラスでできたトンネルとかベタな設備に大喜びしてました。
やっぱり水族館っていいですよね。

その後はまっすぐ京都に帰るわけです。
カーナビってほんとに便利だなとか思っていたら
曲がるところを間違えたりしちゃうわけで
これがデート、それも初デートだったら幻滅されちゃうなとか
そんなどうでもいいこと考えてたらまた道を間違えるわけです。
しかし連休初日にもかかわらず殆ど道が混んでいなかったため
予定よりも早く京都に帰ることができました。その後はお決まりの飲み会。
車の運転はほんとに神経が磨り減る。バイクの方が数倍まし。


5月4日
前日までの無理がたたり昼まで寝てしまいました。だって疲れてたんだもん。
まあでもその日は夜までやることがなかったのでそれでも良し。
昼寝もばんばんしちゃいます。だって眠かったんだもん。

夜の帳も落ち、日付も変わろうとするころに徐に動き始める私。
目的地は漫画喫茶。深夜の国道を安全運転でかっとばします。
着いたらためらいなく7時間パック。即ドリンクを本をもってブースに行きます。
今回のターゲットはダイの大冒険(以下ダイ大)。
私が物心ついたころにはすでにジャンプ本誌でも終盤でして
リアルタイムで後半は読んでいたわけですが前半は全然しらない。
そんな私にたいして「イルイル、デルデも知らないの?ゆとり乙」とか
そんな暴言を先輩が吐いて来たんですよ。これは読むしかありません。

でまあバリバリ読みふけるわけですが、何これ。むっちゃ面白いジャン!
ついつい気持ち悪い語調になってしまうくらいはまってしまう私。
個人的には前半のドラクエに忠実に行こうとしてるころのほうが面白かったですね。
結局7時間では34巻までしか読めなかったわけですが非常に満足しました。


5月5日
連休2日間で金を使いすぎた私は3日目はインドアで過ごすことを決意。
さっそく前から気になっていたフリーゲーム「魔王の最期」と「魔王物語物語」をプレイ。
魔王物語物語面白すぎるだろ。ご飯を食べるのも忘れて没頭します。


5月6日
連休最終日。洗濯やら掃除やらやらなきゃならないことが溜まってます。
ちょっとずつやればよかった。ほんと私は計画性ない。
夕方に無性にダイ大の結末が気になったのでブックオフに行ったんですが
前半は置いてるけど30巻以降は置いてない。置いといてよ。
仕方ないのでマガジンで昔連載していた麻雀漫画哲也を読みます。

この哲也ってのは「ドラ爆の鷹」みたいな「○○の××」みたいな
得意な技を冠にもつ二つ名を持つ玄人がいっぱい出てくるんですが
以前私もこれにでてきそうな玄人を考えていた時期がありました。
その名も「フリテンの○○」。○○には好きな名前を入れてください。タカシとか。
フリテンのタカシの怖いところは他人に大きい手が入ったら
その空気をすかさず読んでフリテンチョンボで場を流してしまうところです。
字一色だぜktkr!!とか思ってたら目の前のヤツがフリテンで場を流す。
こんなことされたら発狂しそうです。マンガン払いじゃ割りにあいません。
そうやって相手のペースを崩す男。フリテンのタカシ。ただのアホです。

諦めきれない私はもう一軒古本屋に行くわけですがそっちにもダイ大はない。
仕方ないのでマガジンで昔連載していた麻雀漫画哲也を読みます。



すごい長い日記になってしまいました。
というか、いらん記述が多すぎます。自分で読んでその無意味さに驚きました。
後半の投げやりっぷりもひどい。日記にしろ連休の内容にしろ。
なんだかんだで連休は楽しんだ、そういうことです。



コメント返信
>マロンさん
さっき当該サイトに行って確認したんですがまだ写真は使われてました。
大学から抗議があったかどうかはわかりませんがもう撤去されないのかも。
なまじ画質が良かっただけに拡大して使われたのかもしれません。
画像データは便利であるがゆえに誰でも改変、利用ができてしまいます。
それでもこういうことするのは道義的にどうかと思います。悲しいことですね。

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Posted by ぬれd - 2008.05.08,Thu
ウチの研究室のホームページにはギャラリーがあり
過去の写真をアップロードしています。

先日、その内1枚の集合写真が無断で改変され
他所のサイトに使用されていることが発覚しました。

これだけならどうでもいいと笑ってられるような気もしますが
そのサイトがちょっと不味かったんです。
だってアダルトサイトですから。

(以下若干性的な表現を含むかも)

そのサイトは出張ホスト(性的な意味で)の募集サイトだそうで
ウチの研究室の集合写真からご丁寧に5人の顔を切り取り
「こういう人もいますよ」みたいなノリで並べてあります。
顔には一切の修正がはいっておらず見る人が見れば誰かわかります。

はっきりいって名誉毀損もいいとこですが
ハタから見るぶんにはちょっと面白いです。

気になるのは発見に至る経緯ですが
ウチのドクターの友人が「たまたま」発見したとのこと。
詳しくは聞かないであげるのが優しさだと思います。

とりあえず大学を通して正式に抗議がいくと思います。
このままだと変態研究室として京都新聞の社会面を飾りかねませんし。

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Posted by ぬれd - 2008.04.20,Sun
逆転検事がどうみても地雷な件

そういえばみなさん聞きました?
明日夜7時から日テレ系列で
劇場版名探偵コナン 紺碧の棺(ジョリー・ロジャー)
が放送ですってよ!?

ということで今日はたまの休みということもあり
夕食後にバーローの映画「銀翼の奇術師(マジシャン)」を観てたわけですよ。

あいかわらず地味な殺人、動機、推理にトリック
あいかわらず派手なアクション
そして要所要所に出てくる新一と蘭のラブコメ成分。
普通に楽しめてしまいました。探偵パートは別として。

以下どうでもいいネタバレ(反転)

ちなみに空港にて園子がくだらないダジャレを言っていた点から
私は園子がキッドだとばかり思っていたわけですが。
そのための前フリ(ダジャレを言う新一)も描かれていたわけですし。
あーあ、恥かかされちゃった。失礼しちゃうわ。


ネタバレ終わり

あいかわらず文章間の繋がりがイマイチな日記で失礼しました。

あーくそ。こんなわけわからんこと書いちゃうくらい
わたくし、ぬれでぃんがーは参っています。
信じられない。明日からまた学校が始まるなんて・・・。

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Posted by ぬれd - 2008.04.20,Sun
今日先輩の家でたこ焼パーティーが催されました。

参加者はグループの4人と留学生の5人。
私とM2の先輩2人で買出しに行ったわけですが
たこ焼粉のパッケージに1袋600g入りで120個作れる、と書いてありました。
食べ盛りの男の子5人が1人24個じゃ流石に少ないだろうと考えた私たちは
軽い気持ちで2袋目も購入。意気揚々と先輩宅に向かいました。

その後、研究室にたこ焼き機を忘れたために取りに行ったり
千枚通しがないので竹串でまわしたりと
それはもう紆余曲折があったわけですが
私のなかに眠る粉もんの町大阪の血が騒ぎ
最終的には店で売っても遜色ないレベルのたこ焼が完成。

いっぽう参加者たちの食欲は1袋目が終わったころにすでに満たされ
その後はなかば惰性的にむしゃむしゃとたこ焼を胃袋に運んでいました。
ドイツ人の留学生が日本酒ウマスと言ってたのが非常に印象的でした。

たこ焼はみんなで和気藹々と焼けるのが良いですね。

私はタコ嫌いですが。

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